“無職になったのは父のせい”同居する父を包丁で刺して殺害した28歳男の裁判員裁判 被告が起訴内容認める 旭川地裁

去年8月、北海道深川市で、父親を包丁で刺して殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が16日始まり、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、深川市の無職・工藤正嗣被告28歳は去年8月、自宅で、同居する父親の隆俊さん(当時61)の腕や腹などを、包丁で複数回刺して殺害した罪に問われています。
16日、旭川地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、工藤被告は「特に間違いはない」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察は「事件当日、ささいな口論から、無職になったのは父のせいだと不満が爆発し、犯行に及んだ」と指摘しました。
一方、弁護側は「軽度の知的障害などが犯行に関与したもの」と情状酌量を求めました。
午後からは、被告人質問などが行われます。

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