去年、山梨県内の山林に当時18歳の女性の遺体を遺棄したとして逮捕・起訴された交際相手の男について、警視庁は26日、女性を殺害した疑いが強まったとして男を殺人容疑で再逮捕しました。
この事件は、去年6月に東京都内の自宅を出てから行方不明だった当時18歳の野本結梨香さんの遺体が山梨県小菅村の山林で見つかったもので、交際相手の渥美遼馬容疑者(31)と友人の堀俊哉被告(30)が遺体を遺棄したとして逮捕・起訴されています。
これまでの捜査で渥美容疑者が使っていた車の後部座席には血痕があり、DNA型が野本さんのものと一致していたほか、渥美容疑者の自宅からは野本さんの血がついた靴が見つかっていました。
また、捜査関係者によりますと渥美容疑者がこれまでの調べに対して「野本さんを刺した」などと殺害をほのめかす供述をしているということで、こうした状況から警視庁は26日、渥美容疑者が野本さんを殺害した疑いが強まったとして、殺人容疑で再逮捕しました。
2人には交際を巡るトラブルがあったとみられ、警視庁は裏付けの捜査を進め、動機などについて調べる方針です。