岸田総理「必要な聞き取り調査を追加で行うことも」安倍派幹部への聴取で対象の拡大や期間延長も

自民党の派閥の裏金事件を受け、岸田総理はきのうから安倍派幹部への聞き取りを始めました。この結果次第では対象を拡大する考えを示しています。
立憲民主党 杉尾秀哉参院議員「再聴取の対象は塩谷・下村・西村・世耕この4人だけというふうに伺っておりますけれども。キーマンというふうに言われています森元総理はどうするんですか」
岸田総理「今後、聞き取り調査の状況を見ながら、様々な疑念にこたえるために、必要な聞き取り調査を追加で行うことも考えていきたい」
きのうときょうの2日間で、安倍派幹部の塩谷氏、下村氏、西村氏、世耕氏の4人から直接聞き取りを行う岸田総理。
4人はおととし8月、一度は廃止が決まったパーティー収入のキックバックの復活について協議していて、岸田総理ら党幹部は「キックバックをやめることもできたのにやめなかった責任は重い」とみています。
4人への聞き取りを通じて実態解明を進めるとともに、処分内容を決めたい岸田総理ですが、党関係者は…
自民党関係者「きのうの塩谷氏と下村氏への聞き取りでは、実態解明に繋がる新しい事実は出なかったようだ」
岸田総理はきょう、「追加的な聞き取り調査を来週に向けて続けていきたい」と話し、対象範囲の拡大や期間の延長も視野に、丁寧に手続きを進める考えを示唆しています。

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