再審無罪の母「人生狂わされた」 国の賠償否定、女児焼死事件

1995年の大阪市小6女児焼死事件で殺人などの罪で服役し、再審無罪となった母親の青木恵子さん(60)が2日、検察による起訴は違法だったとして国に損害賠償を求めた訴訟で敗訴が確定したことを受けて記者会見した。「人生を狂わされた。反省も検証もしない組織だ」と検察を改めて批判し、「今後は冤罪を訴える人の力になりたい」と語った。
再審請求から15年。刑事、民事両面の名誉回復手続きが全て終了した。
青木さんは大阪市内で開いた会見で「長い闘いだった。こんな結果になって悔しい。怒りもあるし許せないが、これで一区切りだ。冤罪が憎い。この世からなくなってほしい」と複雑な心情を明かした。

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