女性留学生の遺体を遺棄か 逮捕の男SNSに“意味深な投稿”「永遠の幸せな生活をします」 群馬・前橋市

群馬県前橋市でインドネシア人留学生の女性の遺体を遺棄したとして40歳の男が逮捕されました。逮捕された男のものとみられるSNSには、逮捕前日に「自由と幸せになるので最期の投稿です」など“意味深な投稿”がされていました。
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「世界一大切な彼女とワンピースお台場デート」など、“恋人”との思い出が数多く投稿されていたSNS。これら投稿をしていたとみられるのが、25日に送検された梶村圭一郎容疑者(40)です。梶村容疑者は、うつむきながら表情を変えることはありませんでした。
事件が発覚したのは22日。群馬県前橋市のアパートで、インドネシア人留学生のジョシ・プトゥリ・チャハヤニさん(23)が遺体で見つかりました。梶村容疑者は、自宅アパートにジョシさんの遺体を遺棄した疑いがもたれています。
亡くなったジョシさんは今年4月に来日したばかりでした。捜査関係者によると、梶村容疑者とジョシさんは先月ごろ出会い、交際関係にあったとみられています。
ふたりの間に何があったのでしょうか。
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梶村容疑者のものとみられるSNSには18日、「大切な彼女との夏の思い出」と投稿が。19日にも「宇宙一大切な彼女との夏の幸せな思い出」と、連日“彼女”と呼ぶ女性との仲の良い様子を投稿していました。
この何度も「大切」と書いていた女性がジョシさんなのでしょうか。
最後の投稿は逮捕前日でした。
「本日、自由と幸せになるので最期の投稿です。私とジョシの事を忘れないで下さい。ジョシと永遠の幸せな生活をします。皆さん、さようなら」
これまでとは違い、長文で書かれた“意味深な投稿”。このときにはすでにジョシさんは遺体で発見されていて、警察はなんらかの事情を知っているとみて梶村容疑者の行方を追っていました。
そして、事態が動いたのは現場の前橋市から遠く離れた東京都内でのことでした。千代田区の淡路町駅で24日、梶村容疑者は捜査員に声をかけられ逮捕に至ったということです。逮捕されたとき、所持金は数千円だったといいます。
さらに、警察への取材で梶村容疑者は事件のあと、都内の病院に入院していましたが、退院の手続きをせずに病院を抜け出していたことが新たにわかりました。
梶村容疑者は調べに対し「記憶にないし死体遺棄した認識はありません」などと容疑を否認しています。警察はジョシさんが亡くなった経緯についても知っているとみて調べる方針です。

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