旧統一教会が東京・多摩市で研修施設の建設を計画していることをめぐり、多摩市の阿部市長は教団に対し、建設計画を中止するよう改めて求めました。
阿部裕行多摩市長「教団の新たな施設は、この多摩の地においてはつくっていただきたくない。白紙に戻して欲しい」
阿部市長はきょうの記者会見でこのように述べ、教団に対し、研修施設の建設計画を中止するよう改めて求めました。
また、国に対し、財産の保全など被害者救済のための法案の成立を求めたうえで、「教団が取得した土地についても“宙に浮いてしまう”ということがないようにしてほしい」と強調しました。
阿部市長は文科省が解散命令の請求を正式に決定した12日にも同様のコメントを発表していますが、今のところ、教団側からは連絡がないということです。
教団は去年4月、多摩市内におよそ6300平方メートルの土地を取得し、今年7月には今ある建物の解体工事を開始しています。