「幻のヘビ」シロマダラ 広島・島根県境で発見 近年目撃情報なく

目撃情報が少なく、「幻のヘビ」とも呼ばれるシロマダラが、広島県庄原市と島根県飯南町にまたがる大万木山(1218メートル)で見つかった。
黒と灰色のまだら模様が特徴で、毒はない。日本各地の山地などに生息し、ヘビやトカゲを餌とする。夜行性のため発見されることが少ないとされる。島根県では準絶滅危惧種に指定されている。島根県中山間地域研究センターや飯南町観光協会によると近年、登山客からシロマダラの目撃情報が寄せられることはなかったという。
島根県内での生息域は減っているといい、県立三瓶自然館(大田市)の皆木宏明研究員(生物学)は「見つけてもそっとしておいてほしい」と呼びかけている。【渕脇直樹】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする