28日に発生した台風11号（ハイクイ）は29日午後6時現在、フィリピンの東海上を10kmの速さで西に進んでいます。台風11号は発達を続けて、この後“強い台風”となって31日頃から沖縄に近づき、1日には沖縄本島から先島諸島にかけて最接近し直撃する可能性も出ています。
■29日午後6時時点の位置など・位置・速度…フィリピンの東・西時速10km ・中心気圧…992hPa・中心付近の最大風速…25m・最大瞬間風速…35m中心から半径220km以内では風速15m以上の強い風が吹いています。
台風11号は次第に沖縄に近づき、9月1日午前9時頃には暴風域を伴って沖縄近海に進むものとみられます。沖縄本島や先島諸島も暴風域に入る可能性があることから交通機関などにも影響が出るとみられます。今後の台風11号の動きに注意が必要です。
一方、先週発生した“非常に強い”勢力の台風9号（サオラー）はフィリピンの東にあって、ゆっくりとした速さで北西に進んでいます。今後は台湾とフィリピンの間のバシー海峡を抜けて、中国大陸へと向かう見込みです。
■29日午後6時時点の位置など・位置・速度…フィリピンの東・北西 ゆっくり・中心気圧…955hPa・中心付近の最大風速…45m・最大瞬間風速…60m
また、昨日28日に東北の沖に接近した台風10号は日本から離れ、29日午後3時に温帯低気圧に変わりました。
一方、全国的に厳しい残暑が続いています。新潟県内には30日も「熱中症警戒アラート」が発表されていて熱中症に厳重な警戒が必要です。