実際の効能がないことを知りながら「認知症にならない」などとうたい医薬品として販売した疑いなどで、福岡県の会社経営者ら5人が逮捕されました。
特定商取引法違反などの疑いで逮捕されたのは、福岡県の健康食品販売会社「株式会社乙女堂」を経営している中野親人容疑者(63)と従業員の男女4人です。
中野容疑者らは今年2月から6月にかけ、「認知症にならない」などと実際にはない効能をうたったうえ、無許可で医薬品を販売した疑いが持たれています。
「脳梗塞や認知症だけはならない予防ができるものができた。脳に溜まっている汚れがとれるんです。認知症の治療薬としてドイツでは医薬品として使われています」
警察によりますと、中野容疑者が経営する会社では去年5月から今年6月までに4億円以上を売り上げており、調べに対し中野容疑者は容疑を認めているということです。