由利本荘市の住宅と空き家から3人の遺体が見つかった事件で、警察は、ほかの家族が外出した火事前日の8日午前から火事が起きた9日夕方までの間に3人が死亡したとみて、いきさつを調べています。
警察の調べによりますと9日夕方、由利本荘市出戸町の齋藤真一さん66歳の住宅で火事があり、一部が焼けた2階の部屋から1人の遺体が見つかり、同じ敷地内の空き家から2人の遺体が発見されました。
空き家から見つかった2人は齋藤さんと長男の孝彦さん38歳でいずれも頭に鈍器で殴られたような痕が複数あり、死因は頭部の損傷でした。
住宅の遺体は連絡が取れていない35歳の二男とみられ、首の切り傷による失血死でした。
齋藤さんは5人家族で、妻と20代の息子は火事の前日、8日午前に家を出て市内にある妻の実家に滞在していたということです。
2人が家を出るまでに異常はなく、警察は2人が外出した8日午前から火事が起きた9日夕方までの間に3人が死亡したとみていきさつを調べています。