自民党の麻生副総裁は3日、仙台市内で講演し、衆院解散・総選挙について「岸田首相が選挙をするという話は少なくともこの半年間、聞いたことがない」と述べ、早期解散に疑問を呈した。
与党内には、早ければ今秋にも首相が衆院解散・総選挙に踏み切るとの見方がある。麻生氏は10月に衆院議員の任期が折り返しを迎えることに触れ、「(解散が)そんなに近いのかねと、正直思っている」と語った。
一方、立憲民主党の岡田幹事長は3日、岡山市で講演し、「9月に臨時国会を召集し、そのまま冒頭解散という可能性は否定できない」と指摘し、「何があってもよいように備えておく。常在戦場だ」と、早期解散への警戒感を示した。