「SNSで女性に頼まれた」60代男性のロマンス詐欺被害、銀行員が振り込み理由確認して防ぐ

「国際ロマンス詐欺」を防いだとして富山県警富山中央署は8月30日、富山第一銀行の行員らに感謝状を贈った。
感謝状を贈ったのは、同行本店営業部と同部の行員若林恭子さんと多賀伸子さん。同署などによると、多賀さんは18日午前、振り込みを希望する60歳代の男性来店客に、振込先や理由を確認した。男性が、「SNSを通じて知り合った女性に振り込みを依頼された」と話したため詐欺を疑い、上司の若林さんに相談。警察に通報し被害を防いだ。
国際ロマンス詐欺は、SNSで知り合った相手に恋愛感情を抱かせ、現金をだまし取るもの。男性は51万円を振り込もうとしていたという。
感謝状の贈呈式で若林さんは「お客様の大事な預金なので、詐欺に引っかかってほしくなかった」と語り、多賀さんも「被害を防げてよかった」と振り返った。橋森俊広署長は「被害の増えているロマンス詐欺を防いでいただき感謝します」と語った。

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