女子大学生嘱託殺人 小野勇被告に懲役9年求刑 検察「死を選んだ事情も聞かず安易に殺害を引き受けた」

去年、札幌市で女子大学生(当時22歳)が殺害された事件で、嘱託殺人などの罪に問われている男の裁判で検察は、懲役9年を求刑しました。
小野勇被告54歳は、去年10月、札幌市東区の自宅アパートで、小樽市の女子大学生から依頼され、首を絞めて窒息死させた嘱託殺人などの罪に問われています。 4日の裁判で検察は「死を選んだ事情を聞かず安易に殺害を引き受けた。嘱託殺人の中でも悪質極まりない」などと指摘して懲役9年を求刑しました。 一方、弁護側は「心神耗弱の状態であり計画性も弱く、被害者に流されて計画を実行した」などと主張し、執行猶予付きの判決を求めました。 また、小野被告は、裁判に参加していた被害者の父親に対し「大切な娘を奪うことになって申し訳ない」と頭を2回下げました。 判決は22日に言い渡されます。

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