大阪市東淀川区の路上で、木刀を振り回すなど暴れる男に警察官が発砲し男を逮捕した事件で、男のリュックサックから包丁とのこぎりが見つかったことがわかりました。
公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたのは住居・職業不詳の山田康裕容疑者(37)です。
山田容疑者は30日午前0時40分ごろ、大阪市東淀川区の路上で、警察官2人から職務質問された際、走って逃げました。
山田容疑者は約200メートル先で警察官に追いつかれると、リュックサックから木刀を取り出して振り回し、警察官の拳銃を奪おうとしたため、男性警部補が警告した上で、容疑者の足下に向けて拳銃を3発発砲し、容疑者の左右の太ももにあたったということです。
山田容疑者は命に別状はありません。
その後の捜査関係者への取材で、山田容疑者のリュックサックから包丁とのこぎりが見つかったことが新たにわかりました。
警察は山田容疑者の回復を待ち、強盗未遂などの疑いを視野に捜査を進め、包丁などを所持していた理由を調べる方針です。