舞踊家の梅津貴昶(うめづ・たかあき)さんが、8月28日に亡くなっていたことを、松竹が発表しました。74歳でした。
1948年生まれ、東京都出身の梅津さん。幼い頃から花柳流、20歳の頃から尾上流を学び、1985年に初代梅津流家元を襲名しました。振り付けの作品は、歌舞伎・日本舞踊・クラシック・新派など多数にわたり、武原はんさんの『吉原八景』、四代目中村雀右衛門さんの『小春髪結』、坂東玉三郎さんの『楊貴妃』、十八代目中村勘三郎さんの『雨乞狐』をはじめ、坂田藤十郎さん、五代目中村富十郎さん、十二代目市川團十郎さん、尾上菊之助さん、市川團十郎さん、中村勘九郎さんなど数多くの歌舞伎俳優の作品に関わってきました。
葬儀は、10日に静岡県熱海市の温泉寺で友人葬として執り行われるということです。