岸田文雄首相(自民党総裁)は13日の内閣改造・党役員人事で、小渕優子組織運動本部長(49)を選対委員長に充て、森山裕選対委員長(78)を総務会長に横滑りさせる意向を固めた。松野博一官房長官(60)と萩生田光一政調会長(60)の留任も内定。茂木敏充幹事長(67)は続投させる方向で最終調整している。複数の政府・自民関係者が明らかにした。
首相は12日の党役員会で「日本はまさに正念場だ。政府・自民の総力を挙げて先送りできない課題に取り組むため、党役員人事と閣僚人事を行いたい」と表明。人事に一任を取り付けた。
首相は公明党の山口那津男代表とも会談し、内閣改造について協議。公明党は同党の斉藤鉄夫氏(71)が就いている国土交通相ポストを引き続き求めたとみられる。首相は山口氏に対し、「全体のバランスが取れるよう配慮していきたい」と語った。
[時事通信社]