日中、11月首脳会談が焦点 岸田氏、NYから帰国

岸田文雄首相は米ニューヨークでの国連総会一般討論演説など一連の日程を終えた。22日夜、政府専用機で羽田空港に帰国する。岸田外交は当面、東京電力福島第1原発の処理水放出に反発する中国への対応が最大の課題となる。11月の米国でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて習近平国家主席と会談できるかどうかが焦点。日本が重視する東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携拡大も進める考えだ。
中国は処理水放出を受け、日本産水産物の輸入を停止。日本は即時撤廃を求めており、立場の溝は埋まっていない。日本政府筋は「対立のとげを抜き、建設的な議論に入る必要がある」と強調する。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする