「股間を触る」「長時間立たせて罵倒」 3年以内にパワハラ・セクハラ受けた職員124人 沖縄・浦添市

沖縄県浦添市役所が全職員に実施した最近3年以内のハラスメントを問うアンケートで、回答者の17%に当たる124人が「受けたことがある」と答えたことが13日までに、分かった。「見聞きしたことがある」まで含めると34%の248人に上る。全庁的なハラスメント調査は初めて。
実施期間は8月7~25日で、全職員1504人のうち、49.3%に当たる741人が回答した。又吉健太郎市議が市への情報公開請求で結果を入手した。
加害者を答える項目(複数回答)では、上司158件、同僚67件、議員35件、部下28件、市長17件と続いた。行為の種別(同)はパワハラ199件、セクハラ62件、妊娠や出産に関するハラスメント21件、モラルハラスメント10件だった。
具体的な行為を自由記述で問う項目では、「長時間立たせて罵倒」「あいさつをしない、無視」「体を触る、股間を触る」「上司からラインで恋人の有無などを聞かれる」などがあった。「受けた」と答えた124人のうち、市役所内部の窓口に相談したのは3人だった。全回答者のうち83%が外部の相談窓口が「必要」と答えた。(浦添西原担当・比嘉直志)

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