熊本県山鹿市教育委員会は、市立鹿本小で9月に提供された学校給食に、ゴキブリ(約1センチ)とナメクジ(約1・5センチ)が混入していたと明らかにした。いずれも配膳中の児童が米飯の中から死骸を見つけ、食べなかったという。
21日にあった市議会全員協議会で報告された。市教委によると、ゴキブリは1日、ナメクジは15日に提供された麦ご飯の中に混じっていた。両日とも鹿本給食センター(同市鹿本町)での調理中に混入した可能性が高いという。
センターでは鹿本小のほか、市立鹿本中、県立かもと稲田支援学校の計約800人分の給食を調理。小中学校では両日とも発覚直後に米飯の提供をやめたが、15日分は支援学校の児童ら約120人が既に食べていた。健康被害はないという。
市教委は1日に混入発覚後、16日からセンターを消毒する予定だった。【森健太郎】