９月７日、千葉県習志野市の質店で高級腕時計などが盗まれ、従業員の男性がけがをした強盗致傷事件で、実行役として指名手配されていた２８歳の男が２４日までに逮捕されました。
強盗致傷などの疑いで逮捕されたのは、自称住居不詳で無職の杉山翔吾容疑者（２８）です。
警察によりますと、杉山容疑者は７日、習志野市の質店で高級腕時計など約４０００万円相当を奪い、男性従業員に包丁のようなものを突き付け、けがをさせたなどの疑いがもたれていて、全国に指名手配されていました。
指名手配のニュースを見た人から習志野警察署に情報提供があり、23日午後９時過ぎに横浜市内の路上にいた杉山容疑者を神奈川県警が発見し、逮捕に至ったということです。
調べに対し、杉山容疑者は「男３人で包丁を持って強盗に入った」などと容疑を認めているということです。
この事件を巡っては実行役として、他に１７歳以下の少年が関わったとみられているほか、逃走用に使ったレンタカーの運転手役の高畑竜太容疑者ら２０代の男２人が逮捕されています。
逮捕された２人は、金に困り闇バイトに応募した旨の供述をしていて、県警は杉山容疑者が闇バイトを通じて２人と知り合った可能性があるとみて捜査しています。
また、県警は関東の他県で発生している同様の強盗事件について杉山容疑者の関与の有無を調べる方針です。