京都や兵庫、東京など5都府県の店舗で、高級ブランド品を繰り返し盗んでいたとして、京都府警下京署は20代の男2人を追送検し、捜査を終結したと発表しました。
京都市内に住む自営業の26歳と27歳の男2人は、今年4月から6月にかけ、京都や兵庫、東京などの百貨店内にある高級ブランド品店で、買い物客を装って店員の注意をそらしている隙に、ブランドバッグや財布を繰り返し盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと2人は、348万円相当のシャネルのバッグの他、ドルチェ&ガッバーナやグッチ、セリーヌなど高級ブランドのバッグなど計14件の窃盗に関与したとされ、被害総額は約1300万円相当に上るということです。
2人は友人関係で、1人が店員の注意をそらす役割、もう1人がバッグなどを盗んで立ち去る役割だったということです。
店員にわざと店舗に置いていないような「レア商品」があるかどうかを尋ね、店員が在庫確認をしている隙に犯行に及んだケースもあったといいます。
盗んだ品物の一部は、リユースショップで現金に換えていたとみられ、警察に対し、26歳の男は「ネットワークビジネスで資金繰りに困っていた」と話し、27歳の男は黙秘しています。