昨年11月に富山市立北部中3年の女子生徒=当時(15)=が自殺した問題で、宮口克志教育長は29日、市教育委設置の第三者委員会が調査報告書をまとめたのを受け記者会見。保護者からいじめの訴えがあったのに、十分な調査や組織的対応がなかったとの批判に「学校や市教委の対応に不備があったことに謝罪申し上げる」と述べた。
市教委はいじめ対応に関する教職員研修拡充のほか、いじめが疑われる事案が発生した際、早期に学校で「いじめ対策委員会」を開くなど再発防止策に取り組む方針。
報告書は、女子生徒が1年生の時に受けた行為をいじめと認定したが、「自死の原因になったとは考えられない」と結論付けた。