自民党総裁選や郵政民営化を巡り、20年以上にわたり対立関係にあった小泉純一郎元首相と亀井静香元政調会長が「和解」の会食を開いたことが5日、分かった。山崎拓元副総裁が仲介する形で4日夜、都内の日本料理店で対面。同席した山崎氏は「大いに痛飲し、2人はわだかまりを水に流した」と取材に語った。
関係が悪化したきっかけは小泉、亀井両氏が出馬した2001年の総裁選。亀井氏は小泉氏陣営と政策協定を交わし、本選出馬を辞退した。小泉氏は総裁選に勝利して首相就任後、協定をほごにした。
05年には郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で亀井氏は造反した。小泉氏はその後、衆院を解散し、亀井氏に刺客候補を立てた。