国土交通省は24日、2024年度予算の概算要求を発表した。総額は本年度当初比19%増の7兆389億円。うち公共事業関係費は6兆2909億円で、激甚化する自然災害に備え、防災・減災対策を強化する。物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」への対応や、地方鉄道やバスなどの地域公共交通再編にも力を入れる。
防災ではダムや堤防整備、住宅移転などを組み合わせる「流域治水」の加速化に8002億円を計上した。
自治体向けの防災・安全交付金は9943億円、インフラ整備などに使える社会資本整備総合交付金は6563億円。
物流の24年問題対応は183億円で、物流業務の自動化などを支援する。