今日10月5日(木)、山梨県の甲府地方気象台は富士山の初冠雪を発表しました。平年より3日遅く、昨年より5日遅い観測です。今朝は静岡・山梨を中心に雪化粧をした富士山の様子がみられていました。
昨年よりも遅い「初冠雪」
今日10月5日(木)の富士山頂の最低気温は-3.2℃まで下がっていて、昨日は降水があったために雪が降ったと見られます。甲府地方気象台は7時52分に、富士山の初冠雪を発表しました。平年値は10月2日ですので、平年より3日遅く、昨年より5日遅い観測です。昨日は大雪山旭岳で初冠雪が観測されていて、国内では今年2番目となりました。
富士山初冠雪の定義
甲府地方気象台HP参考
富士山における初冠雪とは、その年の「最高気温日」を観測して以降に、「山の全部または一部が、雪または白色に見える固形降水(雹など)で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」を指します。富士山の初冠雪を観測、発表するのは甲府地方気象台です。たとえば富士山の麓や静岡県側から雪化粧が見えたとしても、山梨県甲府市にある甲府地方気象台から富士山の冠雪の様子が見えないときには初冠雪は発表されません。以前は河口湖測候所も同様に観測、発表をしていましたが、2003年9月に河口湖測候所の有人化業務が終了した以降は甲府地方気象台に一元化されています。甲府気象台による初冠雪の平年値は10月2日、昨年の初冠雪観測日は9月30日でした。
今日は次第に晴れて日差し戻る
今日は東日本では日差しが戻り天気が回復する予想です。富士山周辺では雪化粧した富士山が見られる見通しです。冬の装いを始めた富士山を見ながら、溜まった洗濯物を外干しするのもよさそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)