8日早朝、札幌市白石区の路上で、60代のタクシー運転手の男性を車内から引きずり出した上、頭を膝で蹴るなどし、けがをさせたとして、乗客だった43歳の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市厚別区厚別西に住む43歳の会社員の男です。 この男は8日午前5時20分ごろ、札幌市白石区北郷の路上で、60代のタクシー運転手の男性の胸ぐらをつかみ、車内から引きずり出した上、頭を何度も膝で蹴るなどし、打撲などを負わせた疑いが持たれています。 警察によりますと、男は酒を飲んでいて、複数人でタクシーに乗車しました。 順に、それぞれの目的地で降り、男が最後の1人になると、運転手にからみ、犯行に及んだとみられています。
運転手から連絡を受けた会社が「客と運転手がもめている」と通報、警察は、男を連行して調べをすすめ、同日夜、逮捕しました。 取り調べに対し、43歳の会社員の男は「覚えてないが、やったと思う」などと話しているということです。 警察は、引き続き経緯などを詳しく調べ、容疑の裏づけをすすめています。