中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、東京都は11日、原状回復の費用として支払いを命令していた約1600万円の全額がビッグモーター側から入金されたと発表した。支払いの期限は13日だった。
都によると、付近に街路樹のある14店舗のうち9店舗で土壌から除草剤の成分が検出され、このうち多摩市の「多摩店」で街路樹20本が無断で伐採されていたことが判明。都が今月3日、道路法に基づき、枯れた樹木の植え替えや土壌の入れ替えなどに要する約1600万円全額の費用負担命令を出していた。
一方、警視庁は9月8日、器物損壊容疑で、除草剤の成分が検出された9店舗を一斉捜索した。