全国で相次いだ広域強盗事件のうち、2022年12月に東京都中野区の住宅で住人男性が襲われてけがをした事件を巡り、警視庁捜査1課は24日にも、フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループのリーダー格とされる渡辺優樹(39)、今村磨人(39)、藤田聖也(39)の3容疑者を強盗傷害容疑などで再逮捕する方針を固めた。いずれも指示役として関与したとみられる。捜査関係者への取材で判明した。
一連の事件のうち、指示役とされる容疑者が逮捕されるのは6件目となる。3人は「ルフィ」「キム」などと名乗り、各地で発生した強盗事件で指示を出していた疑いが持たれている。唯一被害者が死亡した東京都狛江市の事件(23年1月)にも関与したとして9月に逮捕され、いずれも強盗致死罪などで起訴された。
中野区の事件は22年12月5日午前10時50分ごろ発生。男らが住宅に押し入り、住人の男性の顔面を殴ってけがをさせ、現金約3200万円を奪ったとされる。
この事件では、狛江市の事件にも関与したとして逮捕された永田陸人被告(22)=強盗致死罪などで起訴=ら8人が実行役として逮捕・起訴されている。【木原真希、岩崎歩、菅健吾】