日本医師会「避難所でノロウイルスなど感染拡大を危惧」 能登半島地震 断水でトイレ流せないことなど影響

能登半島地震による断水の影響によって、被災地の避難所ではノロウイルスなどの感染症が広がる可能性があるとして、日本医師会の細川常任理事が注意を呼びかけました。
日本医師会 細川秀一常任理事「ノロウイルス、それから他の感染等もかなり広がるのではないかということを危惧しております」
能登半島地震を受け、日本医師会では医師や看護師などで作る災害医療チーム=JMATを現地に派遣し、避難所での診察や健康管理など、中長期的な医療の支援にあたっています。
JMATの派遣のため、現地を視察した日本医師会の細川常任理事は、きょう定例の会見で、地震による断水の影響で手が洗えないことやトイレが流せないことなどによって、被災地の避難所では「ノロウイルスなどの感染症がかなり広がるのではないか」と注意を呼びかけました。
また、石川県の輪島市や珠洲市では、建物の倒壊や断水の影響などを受け、市内のほとんどの診療所が「機能していないのではないか」との見解も示しました。

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