大阪大学医学部附属病院が患者の検体を取り違え、不必要な手術を行ったと発表しました。 阪大病院によりますと、50代の男性患者は去年11月、胃粘膜の検体を30代の女性患者の検体と取り違えられ、がんの可能性があると診断されました。その結果、必要がないのに胃の組織の5パーセントを取り除く手術が行われ、食欲不振などの症状が出たということです。 (竹原徹郎病院長)「生活などいろいろ影響があったと思うので、非常に申し訳ないことをしました」 阪大病院では過去10年間で患者の治療に影響がでるような検体の取り違えは初めてで、原因は特定できないとしつつも、再発防止策として機械による照合システムを導入するとしています。