きょう午後、東京・大田区にある都立高校で生徒33人が「激辛ポテトチップス」のようなものを食べたところ、14人が体調不良を訴え、救急搬送されています。
きょう午後0時半すぎ、東京・大田区の都立六郷工科高校で「お菓子を食べて体調不良になった人がいる」と119番通報がありました。
警視庁などによりますと、高校生33人が朝から休み時間などを利用して「激辛ポテトチップス」のようなものを友人同士で分け合って食べたところ、あわせて14人が「口や胃が痛い」などと体調不良を訴えているということです。
いずれも意識はあるということですが、東京消防庁は今後、体調不良を訴えている14人全員を病院に搬送する方針です。
激辛ポテトチップスをめぐっては、アメリカでも死者が出る事態が起きています。
去年9月、アメリカ東部・マサチューセッツ州で14歳の少年が学校で激辛ポテトチップスを食べ、病院に運ばれましたが、亡くなりました。
今年5月に検死の結果が出され、少年の死因は「カプサイシン濃度の高い食品を摂取したことによる心肺停止」と結論付けていて、訴訟にまで発展しています。
アメリカでは、10代の若者らの間で激辛ポテトチップスを食べて、その動画をSNSに投稿する「ワン・チップ・チャレンジ」と呼ばれる現象が流行し、問題視されています。