女性は「一方的に好意抱かれ困っている」車内から遺体 元同僚の男を殺人容疑で逮捕

7月2日に熊本市北区植木町の資材置き場で車の中から女性が遺体で見つかった事件で、警察は30日、女性を殺害した疑いで51歳の男を逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、山鹿市下吉田の小売業・園村圭司容疑者(51)です。園村容疑者は7月1日山鹿市に住むアルバイトの女性(58)を首を絞めて殺害した疑いがもたれています。
7月1日の夜に女性が帰ってこないことを不審に思った家族が警察に通報し、行方を捜していた警察官が2日に熊本市北区植木町の資材置き場に停められた園村容疑者の車を発見。女性は後部座席で身体に布をかけられた状態で死亡していました。この際運転席に座っていた園村容疑者は、警察官に声をかけられると車内にあった包丁で自分の腹部を刺し病院に搬送されていました。
警察が園村容疑者の回復を待って事情を聴いたところ「手や腕で首を絞めつけた」と殺害をほのめかす供述をしたため、30日に退院したところで逮捕しました。警察によりますと園村容疑者と女性は職場の元同僚で、女性は知人などに「一方的に好意を抱かれて困っている」などと相談していたということです。
警察の調べに対し園村容疑者は「首を絞めたことに間違いはないが殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。逮捕を受けて女性の遺族は「捜査が尽くされることを願います」と代理人弁護士を通じてコメントしました。
警察は動機や経緯などについて詳しく調べています。

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