「裏金」を受け取っていた議員に対する対応をどうしていくのか? 自民党の総裁選9人の候補者が共同記者会見 いずれの候補者も徹底的な解明には及び腰

9月12日、告示された自民党の総裁選。過去最多の9人が立候補する中、13日候補者の共同記者会見が開かれました。
高市早苗氏
「追加的な調査を行うということは、私は考えておりません」
小泉進次郎氏
「仮に新たな事実など判明した場合には、調査の必要性はありうると考えております」
加藤勝信氏
「検察における捜査が行われ結論が出ている。また党においても有識者を交えた党紀委員会で処分が決まっている。これをしっかり重く受け止めていくべきだと思います」
東京の自民党本部で9月13日午後1時から行われた候補者による共同記者会見。注目されたのはいわゆる「裏金」を受け取っていた議員に対する再調査や次の選挙での公認の扱いについてでした。総裁選への立候補には、20人の推薦人が必要ですが、この中に裏金問題に関与した議員が含まれている候補者もいます。
高市早苗・経済安全保障大臣の推薦人には13人、加藤勝信・元官房長官は4人、茂木敏充・幹事長は2人。小泉進次郎・元環境大臣と上川陽子・外務大臣はそれぞれ1人「裏金議員」の名前がありました。こうした状況や総裁選での国会議員票などを意識してか、いずれの候補者も裏金問題の徹底的な解明には及び腰でした。
石破茂元幹事長も―。
自民党 石破茂 元幹事長
「(問題の)当該議員と共に党として、総裁として果たすべきものであります。納得をしていただいて、有権者の皆さま方にご判断いただく。そういう環境を整えるのも総裁の仕事だと」
これからの論戦の中で候補者は国民からの理解を得ることはできるのでしょうか。自民党の総裁選は9月27日に投開票が行われます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする