立憲民主党・野田佳彦新代表に党内から期待の声「総理経験者としてガツンとやってもらいたい」

立憲民主党の代表選が23日に都内ホテルで行われ、枝野幸男前代表との決選投票の結果、野田佳彦元首相が新代表に選出した。
同代表選は野田氏、枝野氏、泉健太氏と吉田晴美氏の4人が立候補し17日間の選挙戦を戦った。初回の投票では過半数を得た候補者が出ず、上位2人の野田氏と枝野氏による決選投票にもつれ込んだ。
同党で3人目の代表に就任した野田氏。12年前の民主党政権では党首として衆院解散総選挙に踏み切った際、自民党に政権交代された苦い経験を持つ。
新代表に決まった直後に行った演説で「私は本気で政権を取りに行く覚悟です。衆院解散・総選挙は間違いなく、早い段階で実施されるだろうから、その戦いの準備は今日から始まります」と決意を表明した。
臨時党大会のフィナーレでは「代表選の結果が出たらノーサイドです。挙党体制で政権を取りに行きましょう」と所属議員や党員・サポーターに力強く呼びかけると大きな拍手を受けた。
同党内では早くも野田新代表への期待の声が上がっている。落合貴之衆院議員は「来月は政権を決める大事な選挙があると思うので、総理経験者としてガツンと先頭を切って頑張ってやってもらいたいと思いますね」と笑顔で語った。
野田氏は党大会後に開いた会見で、24日に党運営の柱となる幹事長を始め、党人事の骨格を決める方針だ。

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