霧島市のホテルでノロウイルスが原因による食中毒が発生しました。県は、ホテルの飲食部門に3日間の営業停止命令を出しました。
営業停止命令を受けたのは、霧島市国分上小川にある「シティホテルイン国分」の飲食部門です。
県によりますと、今月22日の朝と夕方にホテルで提供したハンバーグやとんかつ、焼肉などを食べた宿泊客ら59人のうち、16歳から62歳の男女31人におう吐、下痢、発熱などの症状が出ました。いずれも快方に向かっているということです。
県が検査したところ、患者と調理スタッフあわせて22人からノロウイルスが検出されました。県は、ホテルで調理・提供した食事が原因と断定し、今月28日から3日間の営業停止命令を出しました。
ノロウイルスは例年11月から3月に多く発生していて、県内では今年に入って8件目です。県は手指の消毒や食品の十分な加熱を呼びかけています。