岡山市の山火事、伐採した木の焼却から燃え広がったか…県警が近くの男性から事情聞く

岡山市南区で23日に発生した山林火災は、伐採した木を燃やしていた際の火が燃え広がったことが原因とみられることが、捜査関係者への取材でわかった。岡山県警が木を燃やしていた男性から事情を聞いている。
捜査関係者によると、23日、岡山市南区の飽浦地区で、近くに住む男性が知人に頼まれて伐採した木をガスバーナーで燃やしていたところ、火が燃え広がった。男性は県警に対し、水道ホースで消火しようとしたが、火の勢いに追いつかなかったと説明しているという。
山林火災の焼失面積は、県内で過去最大規模の約565ヘクタールに及んだ。けが人はなかった。
市消防局は28日、延焼の恐れがなくなったとして鎮圧したと判断したが、29日に専用の装置を使って探索したところ、「熱源」が複数見つかり、放水作業にあたった。30日以降も活動を続け、鎮火の判断をする。
28日に延焼拡大が止まった愛媛県今治市の山林火災現場でも29日、複数の熱源が見つかり、自衛隊などのヘリコプターによる散水や地上からの放水作業が行われた。同県では火災鎮圧の判断に至っておらず、今治市は333世帯611人に避難指示を継続している。

シェアする

フォローする