大阪府摂津市が、職員の入力ミスで住民税を約1500万円多く還付していた問題で、市は全額の回収は困難と判断しました。
摂津市によりますと2018年4月、職員が市内に住む男性の住民税の控除額を端末に入力していたところ、166万円を1668万円と打ち間違え、約1500万円多く還付されました。
ミスに気づいた市は返還を求めましたが、男性は「使ってしまった」と拒み、裁判で全額の返還が命じられたものの男性が去年破産を申し立てたことで、市が回収できる見込みは550万円程にとどまるということです。
市長と副市長は責任をとって、給料を3カ月間20%カットする条例案を議会に提出する予定です。