パトカーを挑発して信号無視をしたとして、大阪府警交通捜査課は５日、道交法違反（共同危険行為）などの疑いで、高校生ら１６～１８歳の男女１０人を摘発したと発表した。このうち逮捕は３人で、書類送検が７人。いずれも容疑を認め「パトカーをおちょくるのが楽しかった」などと供述している。
府警によると、少年らは大阪府泉南市や同府和泉市の中学校出身。仲間内で普段からバイクなどを乗り回しており、パトカーを見つけると、故意に近くで信号無視をして挑発。蛇行運転をしたり複数台で横に広がって走ったりしていた。
少年らはこうした行為を警察との鬼ごっことして「ポリゴ」と呼び、大阪湾岸の都市型公園「泉南ロングパーク」（泉南市）周辺でパトカーが現れるのを待っていたという。
１０人の逮捕・書類送検容疑は４月３日午前４時２５分ごろ、泉南市りんくう南浜の交差点でバイクやミニバイク計５台に分乗。約１キロにわたり、追跡するパトカーの前で一団で信号無視などの暴走行為をしたとしている。
車載カメラの映像などから少年らが浮上した。