昨日の午前中に沖縄の南で発生した熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風13号と呼ばれることになります。今週後半にかけて関東に近づく予想で、広範囲で雨の強まる可能性があるため注意が必要です。▼熱帯低気圧 9月5日(火)6時 中心位置 日本の南 移動 北北東 10 km/h 中心気圧 1002 hPa 最大風速 15 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 23 m/s
秋雨前線と台風の影響で強雨の可能性
太平洋高気圧の縁を吹く風によって足早に北上し、それほど勢力を強めないまま7日(木)頃には関東付近に達する予想となっています。接近前の6日(水)頃から秋雨前線に向かって台風からの湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の広い範囲で雨雲が発達しやすくなる見込みです。台風の進路から離れている地域でも油断ができません。7日(木)頃は伊豆諸島を中心に風雨が強まり、台風が陸地の近くを通った場合は関東の一部でも荒天となるおそれがあります。今後の台風の動きに注意してください。
9月最初の台風発生か
平年の台風発生数
台風13号になれば9月として最初の台風になります。9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで台風の発生が多くなる時期です。今年は平年よりも台風の発生数がやや少ないペースとなっていますが、ウェザーニュースの予想では年内にあと10個以上の台風が発生するとみています。9月は過去にも台風災害が多く発生している時期ですので、今後に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
参考資料など
気象衛星画像:NICT-情報通信研究機構