首相「幹部発言は丁寧に」 公明、麻生氏のがん発言に不快感

岸田文雄首相は29日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、連立政権の重要性に触れた上で与党幹部の発言に関し「慎重さと丁寧さに心がけたい」と伝えた。自民党の麻生太郎副総裁が山口氏ら公明党幹部を「がん」に例えた発言が念頭にあるとみられる。山口氏が会談後、記者団に明らかにした。
公明党の石井啓一幹事長は記者会見で、麻生氏の「がん」発言に不快感を示し「事実と異なる。麻生氏は自身の発言をよくお考えいただきたい」と述べた。
麻生氏は反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を含む安全保障関連3文書への対応を巡り、山口、石井両氏と北側一雄副代表を名指しして「一番動かなかった、がんだった」と発言した。

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