「円安で損したくなく…」勤務中にFX取引6千回、国税職員を処分

勤務時間中にスマートフォンで約6千回、外国為替証拠金取引(FX)の取引をしたとして、大阪国税局は6日、京都府内の税務署に勤務する40代の男性国税徴収官を国家公務員法(職務専念義務など)違反で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。
国税局によると、徴収官は昨年4月~今年5月、勤務中に税務署内のトイレの個室や出張の移動中などで、スマホで約6千回のFX取引を行ったという。国税庁の監察官の調査で発覚した。
徴収官は調べに「円安でFXの損失がどんどん膨らんでいき、損をしたくないという思いが大きくなった。見つからなければ大丈夫だろうという甘い認識で行った」と説明したという。
国税局の長井洋一国税広報広聴室長は「税務行政に対する国民の信頼を損なうもので誠に遺憾。深くおわびする」とコメントした。

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