6日、奈良県野迫川村でマツタケ狩りをしていた87歳の男性が、滑落して死亡しました。6日午後0時すぎ、奈良県野迫川村で道路工事をしていた作業員から「川に人が倒れている」と消防に通報がありました。警察官が駆け付けると、県道沿いを流れる北股川に、村内に住む吉野武文さん(87)が倒れているのがみつかり、県の防災ヘリコプターで搬送されましたが、死亡が確認されました。警察によりますと、吉野さんは、午前中に現場付近の斜面で妻とマツタケ狩りをしていて、先に自宅に帰った妻が、1時間経っても帰宅しない吉野さんを探しに戻ったということです。事情を聞いた現場近くにいた作業員とともに探していたところ、道路から約20m下りた斜面で吉野さんの帽子と籠を発見。そこからさらに約25m下の川に倒れている吉野さんを発見したということです。警察は、吉野さんが斜面から滑落したとみて、状況を捜査しています。