妙高市で女性が合計約1866万円をだましとられる事件があり、警察が特殊詐欺事件とみて捜査しています。
被害にあったのは、妙高市の50代女性です。
警察によりますと、ことし8月29日から10月8日までの間、女性が、携帯電話に送られてきたショートメールに記載のあった電話会社に電話したところ、「動画サイトに未納料金約10万円がある。振り込んだお金は保証されるので返金される見込みです」などと言われました。
その後、日本保護協会や、インターネットセキュリティ対策を行うNPO法人、警視庁などを名乗る者から、「パソコンでランサムウェアによる被害が発生し、あなたは多くの人から訴えられている。示談金を請求されている」などと電話がありました。
こうした話を信用した女性は、電話をかけてきた男や女に指示されるがまま、約50回にわたり、約1866万円を銀行のATMなどで振り込み、だましとられました。
電話は約50回かかってきて、次第に要求がエスカレートしていったということです。
女性は最初に10万円を振込み、その後、一度に最大99万円を振込み、約50回にわたって振り込んでいました。
女性が、家族に相談したことで詐欺被害に気付き、警察へ届け出たということです。
警察はこうした電話を受けてもひとりで悩まず、家族や、警察へ相談してほしいと呼びかけています。