14日に名古屋市の公民館で男女2人が刃物で襲われた事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された自称68歳の男が、当時現場の部屋で歌っていた男性を狙ったとみられることがわかりました。
警察によりますと、職業不詳の自称・前田道夫容疑者は14日夕方、熱田区明野町の公民館で男女2人を刃物で切りつけるなどし、殺害しようとした疑いで16日朝、送検されました。2人はいずれも軽傷です。
現場の隣に住む前田容疑者は「日頃から公民館の騒音が気になっていた」などと供述しているということですが、その後の警察への取材で、自宅にあった包丁で、室内で歌っていた男性を切りつけた後、止めに入った女性を刺したとみられることが新たにわかりました。
これまでにも「歌声がうるさい」などという苦情が複数回あったということで、警察は、騒音への不満が募り、犯行に及んだとみて調べています。