不正に入手した他人名義の通帳で現金を引き出したとして、京都府警西京署は17日、窃盗の疑いで京都市西京区大原野東竹の里町の介護会社役員、池田裕幸容疑者(56)を逮捕した。「名義人に頼まれて引き出した」などと供述し、容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2日午前9時50分ごろ、不正に入手した他人名義の通帳で、西京区内のATMから現金50万円を引き出したとしている。
西京署によると、同日、「身に覚えがない現金の引き出しがある」と西京区の男性(78)から相談があった。池田容疑者は約2年前から訪問介護のためこの男性宅に出入りしていたといい、同署は容疑者がこの家から通帳を盗んだとみて詳しい経緯を調べる。