ホタテの殻むき業務を受刑者の刑務作業に 原発処理水の放出に反発する中国の影響受け政府が検討開始

中国が日本の水産物の全面的な輸入を停止していることを受け、政府が日本産ホタテの殻むきなどの加工業務を、受刑者の刑務作業に加える検討をしていることがわかりました。
日本の水産物をめぐっては、福島第一原発の処理水の放出に反発する中国が全面的に輸入を停止していて、これまで中国で行われてきたホタテなどの水産物の加工業務への対応が課題となっています。
これを受け安定的な人手を確保するため、農水省と法務省が連携して受刑者の刑務作業にホタテの殻むきなどの加工業務を加える検討を始めたことが政府関係者への取材で分かりました。
刑務所内では食品加工に求められる水準の衛生環境の確保が難しいため、受刑者が刑務所の外で刑務作業をできる制度の活用が検討されているということです。

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