実年齢より24歳若い架空の妹になりすまし戸籍偽造容疑 夫婦を逮捕

実在しない架空の妹の戸籍を偽造したとして、警視庁大井署は22日、東京都大田区大森西5の警備員、吉野千鶴容疑者(72)と、夫の会社員、幸彦容疑者(65)を有印私文書偽造・同行使容疑などで逮捕した。
同署によると、千鶴容疑者は「岩田樹亜」という48歳の架空の妹になりすまして生活していたとみられ、「私は岩田樹亜です。姉とはけんかしていて連絡が取れない」などと容疑を否認。幸彦容疑者は容疑を認めているという。
逮捕容疑は共謀して2021年11月、存在しない無戸籍の妹になりすまし、戸籍の作成許可を求めた偽造書類を東京家裁に提出するなどし、うその戸籍を作ったとしている。
22年10月ごろ、千鶴容疑者が岩田樹亜をかたって原付きバイクの免許を取得しようとした際に、運転免許試験場の警察官が違和感を抱き、同署が捜査していた。幸彦容疑者は逮捕前の調べに「妻は年齢を若く見られたくて戸籍を偽造した」と説明したという。【菅健吾】

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