衆院長崎4区、参院徳島・高知選挙区の衆参2補欠選挙の投票が22日午前始まった。即日開票され、23日未明までに大勢が判明する見通しだ。与野党対決の構図。物価高対応を含む政府の経済政策や岸田文雄首相の政治姿勢などが争点で、岸田政権に対する「中間評価」となる。勝敗は首相の政権運営に影響する。首相や立憲民主党の泉健太代表のほか、与野党幹部が現地入りして支持を訴えた。
徳島、高知、長崎各県の選挙管理委員会によると、午前10時現在の投票率は徳島3.67%、高知5.34%、長崎4区6.25%だった。
衆院長崎4区補選は、北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴う。立民前職の末次精一氏(60)=社民推薦=と自民党新人の金子容三氏(40)=公明推薦=が立候補した。
参院徳島・高知選挙区補選は、隣接県を一つの選挙区に統合する「合区」制度で初の補選。秘書だった男性を殴った高野光二郎氏(自民離党)の議員辞職に伴う。野党系で無所属元職の広田一氏(55)と自民新人の西内健氏(56)=公明推薦=の一騎打ちとなった。