処理水放出後の福島第一原発内部を公開 24時間体制で運転状況を管理

東京電力は27日、福島第一原発の処理水が海に放出されてから初めて、原発の内部を報道陣に公開した。全ての処理水を放出するには30年程度かかるとしていて、長期にわたって安全性を確保していくことが重要な課題となる。
タンクの処理水は、大量の海水で基準値を下回る濃度に薄めた上で、トンネルを通って沖合1キロ地点から海へと放出されていて、その運転状況は「集中監視室」で24時間体制で管理されている。
初回の放出では、約7800トンの処理水を海水で薄めたうえで17日間かけて放出する計画で、27日午後3時時点ですでに1381トンが放出されたという。
また環境省は27日、周辺海域のトリチウム濃度が検出できる最小の数値を下回り、「不検出」だったと発表した。当分の間は検査を毎週行い、環境省のホームページで結果を公表するとしている。

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