静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が通園バス内に置き去りにされ熱中症で死亡した事件から9月5日で1年になるのを前に、父親(39)が30日、県庁で取材に応じた。事件後の日々を振り返り、「今までの人生で一番長かった。娘への大切な思いは変わらない」と訴えた。
千奈ちゃんについて「今でも私たち家族の主役の一人」と話した上で「ご飯を食べていても『お箸を使うことができていたな』とか、毎日のように思い出す」と語った。
今掛けたい言葉を問われると「助けてあげられなくてごめんなさい」と声を震わせた。
[時事通信社]